
HISTORY
隈部刃物製作所の歴史

創業と歩み
隈部刃物製作所は、大正10年、熊本県美里町の地で創業しました。
山や畑、暮らしの現場で使われる刃物をつくる鍛冶屋として、地域の人々の仕事を支える道具を作り続けてきました。
包丁や鉈、鎌など、日々の作業に欠かせない刃物を通して、「よく切れること」「丈夫であること」を何より大切にし、一本一本、手仕事で鍛える姿勢を守ってきました。

受け継がれる技とこれから
時代とともに、刃物を取り巻く環境や使い方は変化してきました。
それでも、火を入れ、鉄を叩き、刃を仕上げる鍛造の基本は今も変わりません。
隈部刃物製作所では、これまで培ってきた技術と感覚を次の世代へと受け継ぎながら、現代の暮らしにも寄り添う刃物づくりを続けています。
百年を超えて積み重ねてきた経験は、現在の製品一つひとつに息づいています。
これからも、使う人の手元に静かに寄り添う道具として、誠実なものづくりを続けていきます。

TRADITION
伝統工芸品指定

伝統工芸品指定について
隈部刃物製作所で製作される刃物は、長年にわたり受け継がれてきた製法と品質が評価され、熊本県の伝統工芸品に指定されています。
この指定は、一定の歴史を有し、地域に根ざした技術によって製作されていること、主要な工程が手作業で行われていることなど、定められた基準を満たした製品に与えられるものです。
隈部刃物製作所では、鋼と地金を鍛接し、火造りによって成形、焼き入れ・研ぎまでを一貫して行う鍛造製法を守り続けてきました。
こうした取り組みが、伝統工芸品指定につながっています。

技術の継承と現在のものづくり
伝統工芸品として指定されている刃物は、保存を目的とした工芸品ではなく、現在も実際に使われる道具として製作されています。
職人が工程ごとに状態を確認しながら仕上げることで、切れ味・耐久性・扱いやすさのバランスを保っています。
伝統的な技術を活かしながら、現代の暮らしに適した刃物づくりを続けています。

MADE TO ORDER
オーダーメイドについて

オーダーメイドの考え方
隈部刃物製作所では、使う人の用途や作業環境に合わせた刃物をつくることをオーダーメイドの基本としています。
刃物は、使い方や手の動きによって適した形や重さ、バランスが異なります。
そのため、一人ひとりの使い手を想定しながら、実用性を重視した刃物づくりを行っています。

ご相談内容について
オーダーメイドでは、使用目的や作業内容を中心にお話を伺います。
料理用包丁であれば、扱う食材や使用頻度、鉈や鎌であれば、作業内容や使用環境など、実際の使い方をもとに仕様を検討していきます。
細かなご要望がある場合も、可能な範囲で調整を行い、使いやすさを第一に考えた形をご提案します。

製作工程と仕上がり
ご相談内容をもとに、素材選びから鍛造、焼き入れ、研ぎまでを
職人の手で一貫して行います。
すべて受注生産となるため、完成までにお時間をいただきますが、一本ずつ状態を確認しながら仕上げることで、長く使える刃物として完成させます。

ご依頼について
オーダーメイドでは、使用目的や作業内容を中心にお話を伺います。
料理用包丁であれば、扱う食材や使用頻度、鉈や鎌であれば、作業内容や使用環境など、実際の使い方をもとに仕様を検討していきます。
細かなご要望がある場合も、可能な範囲で調整を行い、使いやすさを第一に考えた形をご提案します。

PROFILE
プロフィール
大正十年
隈部刃物製作所 創業
熊本県美里町にて創業。
地域の暮らしや仕事を支える刃物づくりを目的に、包丁・鉈・鎌などの製作を開始。
昭和期
地域支える刃物づくり
農業や林業が盛んな地域の需要に応え、実用性を重視した刃物を中心に製作。
鍛造から仕上げまでを一貫して行う製法を確立し、地域に根ざした鍛冶屋として歩みを重ねる。
平成期
暮らしの変化から進化へ
生活様式の変化に伴い、家庭用包丁や専門用途の刃物の製作にも対応。
伝統的な鍛造技術を守りながら、現代の使い手に合わせた形状や仕様を取り入れる。
令和 〜 現在
百年を超えて、これからも
創業から百年以上。
鍛冶仕事を基本とし、素材選びから鍛造・焼き入れ・研ぎまでを職人の手で一本ずつ行う刃物づくりを継続。

COMMITMENT
工房のこだわり

火と鉄に向き合う工房
隈部刃物製作所の工房では、創業当時から変わらず、火を入れ、鉄を叩く鍛造の工程を大切にしています。
素材の状態や温度を目で見て、音や手応えで確かめながら、最適なタイミングを判断するのは、長年の経験によるものです。
機械では測れない微妙な変化に向き合いながら、刃物として必要な強さと粘りを引き出しています。

一本ずつ仕上げるための環境
工房では、大量生産を前提とした設備ではなく、一本ずつ刃物と向き合うための環境を整えています。
素材選びから鍛造、焼き入れ、研ぎまでを同じ場所で行うことで、工程ごとの状態を把握し、仕上がりに反映させることができます。
この一貫した流れが、切れ味・耐久性・扱いやすさのバランスにつながっています。
工房のこだわりは、特別なことをするのではなく、当たり前の工程を丁寧に積み重ねることにあります。







